新社会人OLの貯金100万生活

手取り16万新社会人OLの貯金100万生活

2017年4月に新社会人になりました。来年の4月までに100万円貯金を目指します。

ユニクロは安い、だけど

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 今日は番外編で、少し重く考えたことを書きたい。

 

ユニクロの下請け企業が中国にもつ工場における過酷な労働と、

安値で手に入れることのできる洋服について、

節約を意識した生活を送る一人の女として考えるところがあった。

 

本ブログでは特にユニクロを名指しで批判したいわけでも、

ユニクロ不買運動をしようという意図があるわけでもない。

 

只、流し読みでもいいので、考えてみて頂けたら幸い。

 

 


ユニクロの中国製造請負工場における労働環境問題~調査団体の報告記者会見

 

! 本ブログは、こちらの記者会見の内容を元に書いています。

  1時間20分と少し長い動画ではありますが、ちょっと目を通してみてください。

 

まずは動画の会見内容をサラッと、少し、まとめたい。

 

 

①中国の工場における危険な労働環境

 

 香港を拠点とするNGO団体(SACOM)が、ユニクロの下請企業であるDongguang Luenthai Garment Co. Ltdの工場を調査した結果、

工場の労働環境は非常に危険なものであり、労働者の健康や安全を考慮しているとは思えなかったとのことです。

 

  1.  工場内作業場の床は工場排水で濡れており、床が滑りやすくなっている
  2.  夏場の室内温度は38℃にまで達しているが、冷房設備はなく男性の多くは上半身裸で作業をしている。
  3. 染物の化学物質が放つ強い臭いの中で労働者は作業をしている。

 

 
 

 以上のような労働環境の中で作業を行っており、

いつ事故が起こるかわからないような状態になっているとのこと。

 

 

 

長時間労働と低賃金

 

 

Pacificで月平均134時間、Luenthaiで月平均112時間の時間外労働と推計される 。Pacificにおいては、労働者の一部は「時間外労働の任意申請書」に署名するよう要求されており、申請書には時間外労働時間は119.5時間と記載されている。これは、明らかな法律違反である。
また、Pacificでは、時間外労働に対する残業代は法律で定められた、通常賃金の2倍の割増ではなく1.5倍の割増賃金しか支払われていない。Luenthaiにおいては、休日の時間外労働時間と100時間を超える時間外労働時間について、コンピューターではなく手書きによって記録されており、これにより社会監査官による労働者の労働時間の監査を免れることが可能だ。
 

 

 Pacific,Luenthaiはユニクロの下請け企業の工場の名前ですが、

調査によるとどちらの工場でも時間外労働時間が100時間を超えているそう。

 

 日本の労災基準では、1ヵ月80時間の時間外労働という一つのラインが設けられていますが、これをゆうに超えています。

 

また、

Pacific,Luenthaiの両工場で基本給を月額1500人民元、1310人民元としていますが、

工場のある両地域における最低賃金となっているとのこと。

 

 

③労働者への処罰システム

 

 Pacific工場では、労働者を対象とした58種類もの規則が設けられており、

そのうちの41の規則には罰金の制度が加えられている。

 

 しかし、もちろん中国の労働基準法でも労働者への罰金を伴った規則を強制する権利はどの企業にも認められていません。

 

 

 

■思うこと、感じること、考えること

 

 記者会見の動画を見て、特に写真のインパクトに私はやられてしまった。

 

「なんということだ」と激しく感じた、動悸がした。

 

 

(写真は、引用元を見つけられず、参照いただけませんでした。Youtube動画のところどころで紹介されているので、ぜひ見てみてください)

 

労働環境やサービス残業など、ブラック企業につながる言葉に特に敏感な世代に私は属している。

  しかし写真の中の彼らは衛生環境すら危ういと予想される中、最低賃金で働かされている。

 

 私は自分の労働環境、法内での賃金、個人の権利を守ってくれるかと4月に入社したばかりの会社の隅々までチェックしているし、

少しでも怪しい空気を感じると目を光らせるようにもしている。

 

 加えて私たちの世代は、特に将来給与が上がるような見込みがない不安や、

年金はおそらく満足にもらえないだろうなという不信感から、

「安くていいものを」という言葉に支配されがちである。

 

 この「安くていいものを」という言葉、消費者からみると正当な主張である。

 

 しかし、もはや今日これは度が過ぎてしまっているように感じる。

 

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コムデギャルソンのファッションデザイナーの川久保玲さんが朝日新聞の取材において2009年にファストファッションについてこのような言葉を残している。

 

「ジーンズ1本が何百円なんてありえない。どこかの工程で誰かが泣いているかもしれないのに、安い服を着ていていいのか。いい物には人の手も時間も努力も必要だからどうしても高くなる。いい物は高いという価値観も残って欲しい」

 

引用:

https://www.j-cast.com/2009/12/22056834.html?p=all

 

  「どこかの工程で誰かが泣いているかもしれない」

 

 この言葉、私は重く受け止めたいと思う。

 

ユニクロは安い、安くて丈夫、生地がペラペラなことはめったにないし、

店員さんもおしゃれでお店はいつも清潔で明るい。

 

だからこそ、普段は目を向けない工場に視線を移して考えたい。

 

私たちの目にしないところで何が起こっているのか、

どんな他人がどのような代償を払って、私が安くていいものを手に入れているのか。

 

 

キチンと考えるべきであると思う。

 

考えて、消費活動に反映するべきである。

 

 

 私はこの記者会見の動画を見て、本当に反省した。

 

自分の労働環境を守ろうとしながら、他人の危険な(身体的にも・精神的にも)労働環境を支持するような消費活動を行おうとしているなんて甚だおかしな話であると痛感sたからである。

 

 

 新社会人は確かにお金を持っていない。

高いものは買えないし、消耗品である服はなおさらである。

 

 でも、だからこそ、

少し時間をかけてでも、多少値段が張ってでも人権を守る企業を見つけてきて商品を買うべきではないだろうか。

 

 今は到底買えなくても、いつか少しお金の余裕が出てきたときに「ここで働く幸福な人」がイメージできる会社の商品・サービスを選択していくべきではないだろうか。

 

 

 それが資本主義社会に消費者として倫理感をもって参加するということなのではないかと思いました。

 

 

安値でいいものを求める消費者でありながら、

整備された労働環境・賃金を求める労働者であることを両立させようとしていた自分の馬鹿さ加減に今回気付くことができました。

 

 

 この気付きを今後に存分に生かしていきたい。

 

 

ツラツラと、読んでくれてありがとう。